【1分で分かる】ビットコインとは
ビットコインとは
いつ、だれが作ったの?
「ビットコイン」とは、「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が、2008年に発表した論文をもとに作成された「仮想通貨」です。2009年1月3日に、最初のブロックが作られ、ビットコインの運用が始まりました。
通常の「通貨」と何が違うの?
- 物理的な違い
銀行券や硬貨といった「通貨」は、物理的にそれを受渡しすることによって価値の受渡しや商品との交換が行われます。これに対して「仮想通貨」には、紙幣や硬貨といった目に見える形での物理的な存在はなく、データがコンピュータ上でやり取りされます。
- 管理主体
円やドルといった通常の「法定通貨」は、中央銀行などの公的な発行主体があります。日本の円の場合は「日本銀行」が発行主体です。日本銀行が責任をもって、通貨の流通を管理し、供給量などを調整しています。これに対し、ビットコインの場合は、中央に通貨をコントロールする管理主体が存在しないのが特徴です。
- 通貨の単位の違い
円やドルには「1万円」や「1万ドル」といったかたちで、通貨の量を示す単位が存在します。ビットコインにも、「BTC」という単位があり、1BTCというかたちで数えます。ビットコインは1BTCよりも小さな単位に分けることができ、最小単位は少数第8位までとなります。この最小単位を「1サトシ」と呼び、1サトシ=0.00000001BTCとなります。
- 強制通用力
法定通貨は、法的な裏付けにより、国内において強制的に支払いに用いることができるという「強制通用力」を持っています。ビットコインにはこの「強制通用力」はありません。
- 偽造や二重使用の防止方法
円やドルなどの法定通貨は、特殊な印刷技術などによって偽造を防止しているのに対し、ビットコインは高度な暗号技術によって複製や二重使用ができない仕組みになっています。
電子マネーと何が違うの?
電子マネーと仮想通貨はまったくの別ものです。いくつかある違いはありますが、特に大きな違いは「法定通貨を基準としているかどうか」です。電子マネーはあくまで法定通貨の代替です。一方、仮想通貨は、特定の国家によって価値を保証されてはいません。仮想通貨はユーザー同士が取引の承認を行うなど、国に依存しないシステムを構築しています。