ビットコインのハードフォークは心配ない
ビットコインに投資したい人:「ビットコインに投資したいけど、ハードフォークって何?ハードフォークで仮想通貨が増えていくと価値が下がってしまうことはないの?」
こういった疑問にお答えします。
ハードフォークとは
ハードフォークには複数の種類がありますが、ここでは新しいブロックチェーンが作成される「エアドロップ・フォーク」について論じます。
ハードフォークとは、ビットコイン等の仮想通貨が分裂して別々の仮想通貨に枝分かれしてしまうことです。ちなみに、フォークとは食器のフォークのことです。
ハードフォークによって新しい仮想通貨が誕生します。ビットコインは、これまでも幾度となくハードフォークを繰り返したことで、「ビットコインキャッシュ」「ビットコインゴールド」「ビットコインダイヤモンド」「ビットコインシルバー」などの新通貨が誕生しました。
ハードフォークによって価値は棄損するか
結論、ハードフォークがビットコインの価値を棄損することは無いと言えます。
- ハードフォークによって新しい仮想通貨が作成されていも、ビットコインの発行数は約2100万BTCのまま変わりません。
- 音楽や映画などデジタル資産は、コピーや模倣され世界中に広まります。しかし、オリジナルの価値は棄損することはありません。新しい仮想通貨は次々に生まれたとしても、ビットコインの発行数は変わりません。
- ハードフォークによって生じた仮想通貨が、発行数を増やしたとしても、ビットコインの発行数に変化はありません。例えば、ジンバブエが通貨を大量増発したとしても、米ドルの発行数に影響が無いのと同じです。
- 最も重要なネットワーク効果に影響は無い。
重要なのはネットワーク効果
例えば、僕がフェイスブックと全く同じサイトを作成したとすると、それに価値はあるでしょうか?おそらく誰も使わないでしょう。
フェイスブックの最大の価値は約26億人の利用者です。すなわち利用者多いことに価値があるのです。このネットワーク効果はSNS以外にもクレジットカードビジネスや、オンラインマーケットプレイス、そしてビットコインにも当てはまります。
ビットコインはユーザーやサポートする人の多さでは、仮想通貨市場では圧倒的なトッププレイヤーです。圧倒的なシェアはハードフォークによってビットコインキャッシュが作られた際も変わりませんでした。今後もハードフォークはビットコインにとって脅威では無いでしょう。